日経新聞の 2/1 夕刊に、「あえて不便」が安心うむ、という記事がありました。
ATM付近で形態を使えなくする不便が振り込め詐欺を防ぐ、
凸凹の舗装道路は振動と雑音が不便だけど車を減速させる、
急行列車を普通列車にして客の乗車時間を増やすという不便が乗客集中による遅延を防ぐ、
迷路のような通路が敵の侵入を防ぐ姫路城、
というのはそれぞれ私たちのとは目の付けどころは同じだけど、益のカテゴリーがちょっと違う。
車でアクセスできず船に乗らねば訪問できない旅館、案内板がなくて道行く人とコミュニケーションをとらねばならないというのは、いいですねぇ。
茶室の中柱も本来不要で室内を見渡しにくくしてるけど、ゲストは亭主を覗き込む形になる、というのは「緩やかな制約」や「ペリフェラルデザイン」という意味で「不便益」と通じると思います。
Archive for 2010年3月
日経新聞 2/1 夕刊:「あえて不便」が安心うむ
補聴器
パナソニックの補聴器、あえて隠さないという意味では私たちと同じアイデアですねぇ。