不便益を活かす!

不便益活用法

猫メディア

QRコードを首から下げたのら猫がみんなを繋いでくれます。

のら猫を地域コミュニティのためのメディアとして用いる試みです。 他のコミュニティメンバーの猫への関わりを知ることによって,「地域社会・他者への気づき」「地域コミュニティへの積極的参加」を促します。

人間同士の関わり合いには,様々な利害関係や思いこみ,偏見などといった非常に複雑で困難な問題が介在します。 そのため,コミュニティ内の人間関係を良好に保つためには,多くの努力が必要になります。
本研究では,人々のコミュニケーションに,あえて「猫」を介することで,自分と他の人たちとの関係の客観視を促します。 対立している相手の言葉を直接聞いたり読んだりしても,冷静に受け止めることができず,逆に溝が深まってしまうことがあるかもしれません。
しかし,その相手のことを「猫」が語ってくれたらどうでしょう.いつもより少しだけ冷静に相手のことを考えることができるかもしれません。
このことによって他者への理解を深め,よりよいコミュニティが形成されることを期待しています。

地域猫スターターキット

猫メディアを地域に導入するためのキットとしてデザインされています。
「取扱説明書(DVD付属)」「専用首輪」「猫メディアサイト」で構成されています。
専用首輪には,猫メディアサイトに接続するためのQRコードが記されています。
餌やりをする,遊ぶなどで猫と関わった人は,このQRコードを使ってサイトに接続して,猫とのふれあいの記録を登録します。
このデータに基づいて猫の内部状態=「気持ち」が猫自身の日記として,書き込まれます。
次に猫と出会い,猫メディアサイトにアクセスした人は,猫の気持ちを通して,他の住人の猫との関わりを知ることができます。

地域内の他の人たちの存在を「かわいがっている猫」という共通の接点を通して知ることによって,より強く意識することができます。