曲線電子レンジ
電子レンジに描く曲線はあなた次第。毎日のように使っている、電子レンジ。
最近のものは”ご飯一膳”や”ミルク一杯”などなど、沢山のメニューまで用意されています。
「何分なんだろう?」なんて考えずに出来ちゃって、便利。
ここに不便益を導入すると、どうなるのでしょう?
もちろん、メニューボタンはありません。
あるのは、時間と温度で曲線を作る窓と、スタートボタン。これだけ。
慣れ親しんだものはどこにもないんです。
「こんな面倒なことに益なんてあるのかな?」
と考える方も多いかと思います。
でも、少し思い出してください。
”ご飯一膳”ボタンで温めて、思った温かさに仕上がりましたか?
少し冷たかったり、熱すぎたり。。。いかがですか?
この不便益製電子レンジでは、すべてがあなたの思いのまま。
確かに、思い通りの曲線を見つけるまで試行錯誤は必要です。
その上、その曲線は自分の頭で覚えなくてはいけません。
が、納得する仕上がりまでとことん工夫できます。
ちょっとしたマイクロスリップ※で、思っても見なかった曲線に出会えたりもします。
いつもの単なる電子レンジに無限の可能性が見えませんか?
マイクロスリップとは
目標があり開始された人間の行動の中で、まるで途中で修正さたように見える小さなスリップ様な現象のこと。 例えば、コーヒーに砂糖を入れようとスプーンで砂糖をすくい、コーヒーカップに入れるまでに躊躇したように止まったりする。 無意識に日常生活の中で、様々な作業(食事したり、コーヒー飲んだり)をしている中で起こっている。